うわ、めっちゃかっこいい。
隼くん以外にも男友達がいたんだ。
仲睦まじく話す2人をボーッと眺める。
保健室に男子達が殺到して揉めた話を聞いたから、男子と関わるの苦手になってないのかなって思ったけど……仲良さそうにしててちょっとホッとした。
それにしても、体操服姿も素敵だなぁ。
清花さん、確か運動も得意だったっけ。
勉強も運動もできてって、完璧すぎない?
もう才色兼備じゃん。強すぎでしょ。
「また口元緩んでるよ」
「わかってるよ」
ずっと眺めていたら、視線に気づいたのか、清花さんが満面の笑みで手を振ってきた。
可愛い……!
朝から素敵な笑顔を見れるなんて、今日はツイてる~!
見惚れていると、彼女が駆け寄ってきた。
「清花さん! おはようございます!」
「おはよう。昨日はいきなり連絡してごめんね」
「いえいえ! 大丈夫ですよ!」
窓際に移動し、会話を交わす。
最初はバーベキューをしようと話していたのだけど、せっかくなら、キャンプに行ってそこでやろうよという話になっているらしい。
1泊2日でゆっくり楽しみたいと清花ママが口にしたんだそう。



