「何かあったの……?」
「清花のことで相談があるって……」
えっ? 私のことで?
「なんて言ってた……?」
「話聞こうとしたら、清花達来ちゃったから何も……」
本人が来たから、気まずくなって話やめるのはわかる。
けど、苦手な菫に自分から相談持ちかけるなんて……。
怒らせちゃったんだ……早く謝らなきゃ……!
◇
「もう……どこにいるの……」
昼休みになり、謝ろうと透瑠くんのクラスに行ったけど……いなかった。
隣の教室の隼のクラスにもおらず。
保健室にも図書室にも行ったけれど、彼らしき姿はなく。
今朝もそうだったけど、もしかして避けられてる……?
「……まさか」
階段を駆け上がり、向かった先は──。
「失礼します」
「あ、清花!」
「ねぇ、透瑠くん見なかった?」
「あ~……ごめん、見てない」
目を逸らした菫。
……嘘ついてるな。
この教室にいるんだろう。
でも……。
「そっか、ありがとう」
「…………ごめんね」
「清花のことで相談があるって……」
えっ? 私のことで?
「なんて言ってた……?」
「話聞こうとしたら、清花達来ちゃったから何も……」
本人が来たから、気まずくなって話やめるのはわかる。
けど、苦手な菫に自分から相談持ちかけるなんて……。
怒らせちゃったんだ……早く謝らなきゃ……!
◇
「もう……どこにいるの……」
昼休みになり、謝ろうと透瑠くんのクラスに行ったけど……いなかった。
隣の教室の隼のクラスにもおらず。
保健室にも図書室にも行ったけれど、彼らしき姿はなく。
今朝もそうだったけど、もしかして避けられてる……?
「……まさか」
階段を駆け上がり、向かった先は──。
「失礼します」
「あ、清花!」
「ねぇ、透瑠くん見なかった?」
「あ~……ごめん、見てない」
目を逸らした菫。
……嘘ついてるな。
この教室にいるんだろう。
でも……。
「そっか、ありがとう」
「…………ごめんね」



