「青石さんはバレンタインの予定はないの?」
「もう友達にお菓子あげたので終わりました」
「あっさり終わったね」
「当日は自分でチョコ買って楽しみます」
今朝、教室を回ってみんなにお菓子渡したから、あっという間に終わっちゃった。
一応菫からは、ハート形のアメをもらった。
『可愛いかったから買った!』って言ってたけど……確かアメは本命の人にあげる物だった気が……。
隼と怜也くんにも渡してたよね……。
まぁ、菫のことだから特に深い意味はないんだろうけど。
みんなにはクッキーを作って、透瑠くんには、誕生日プレゼントのお礼も兼ねて、特別にせんべいを作った。
甘い物よりもしょっぱい物が好きみたいだから喜んでくれたらいいな。
◇
「清花ちゃん、どこ行ってたの?」
「ん? 海先生にお菓子渡しに行ってた」
「マジかぁ……」
教室に戻ると、怜也くんが慌てた様子でこちらにやって来た。
なんでそんなに顔が険しいの?
何かマズいこと言っちゃった?
「どうしたの?」
「あー……さっき中庭でさ……」
「もう友達にお菓子あげたので終わりました」
「あっさり終わったね」
「当日は自分でチョコ買って楽しみます」
今朝、教室を回ってみんなにお菓子渡したから、あっという間に終わっちゃった。
一応菫からは、ハート形のアメをもらった。
『可愛いかったから買った!』って言ってたけど……確かアメは本命の人にあげる物だった気が……。
隼と怜也くんにも渡してたよね……。
まぁ、菫のことだから特に深い意味はないんだろうけど。
みんなにはクッキーを作って、透瑠くんには、誕生日プレゼントのお礼も兼ねて、特別にせんべいを作った。
甘い物よりもしょっぱい物が好きみたいだから喜んでくれたらいいな。
◇
「清花ちゃん、どこ行ってたの?」
「ん? 海先生にお菓子渡しに行ってた」
「マジかぁ……」
教室に戻ると、怜也くんが慌てた様子でこちらにやって来た。
なんでそんなに顔が険しいの?
何かマズいこと言っちゃった?
「どうしたの?」
「あー……さっき中庭でさ……」