小動物な後輩君の愛が深すぎる

「これも姉ちゃんの逆襲かもしれない……絶対また夢でからかってくるよー!」

「そ、それは関係ないと思うよ?」

「いやいや、女装させられた夢を何度か見たので、また変なこと言ってくるに決まってます」



女装……一体どんな夢を見てるんだ……。

でも、透瑠くんの顔立ちなら違和感ないと思う。

可愛い系だから、フリフリのスカートとかワンピースとかのガーリーな服が似合いそう。



「……何ニヤニヤしてるんですか」

「えっ? 別に何も?」



涼しい顔をして知らんぷりするも、透瑠くんは疑いの眼差しで見つめてきた。

……バレたか。



「それより……海先生とはどんな仲なんですか?」

「へ?」



ジリジリと距離を縮められ、ソファーの端に追いやられた。



「彼女とは最近どうなの的なこと言ってたので。
委員会で仲良くなったとはいえ、なんでそんなに親密なの?」

「ええっ……気が合う、から?」

「本当にそれだけ? 前に、先生が怒ってないかめちゃめちゃ心配してたよね? それと何か関係あるの?」