小動物な後輩君の愛が深すぎる

ホームルーム終了後。




「本当に大丈夫?」

「大丈夫だって。衣装は学校側が用意してくれるから楽だし」




心配する怜也くんに返答した。

先生の話によると、私達は医者の仮装をするらしい。

ヘアメイクは自分達でやるとのことなので、クラスメイト達に協力してもらうことに。



「そうだけど……勉強はできてるの? 検定受けるって言ってなかった?」

「まだ来月だし、ちゃんとやってるから平気」

「おぅ……」



……ちょっと言い方強かったかな。

ごめんね怜也くん。今はそっとしておいてほしい。







「失礼します」

「お、青石さん。いらっしゃい」



4時間授業を受けたけど、どうしても具合が良くならなかったので、保健室で少し休ませてもらうことに。



「ちょっと顔色悪いね、寝不足?」

「いえ、一応寝てはいるんですけど、熟睡できてなくて……」

「そう……ソファーで平気? キツいならベッド空いてるから好きに使いな」

「はい……」