Ryuji> こんな偶然あるんですね!ちなみに僕はH市ですよ!




Hades> 一緒です。案外ご近所さんなのかもしれませんね(笑)





住んでいる地域も同じとは...
ここまでくると逆に少し不安だな...
早々に終わらせたい...
相手から寝るように促してみようかな...












Ryuji> だとしたら面白いですね。ところで、もう遅い時間ですが、寝なくても大丈夫ですか?














Hades> 車で移動しているところなのでまだ寝ることは出来ないのです。ご心配なく。それよりもあなたの事をもっと教えてくれませんか?












...まだ終わらせてくれる気は無いようだ。
しかも俺の事をもっと知りたいって?
かと言ってこれ以上住んでる場所を細かく言うのは怖いよな...
知られてもいい情報だけかいつまんで話すか。














Ryuji>車持ってるんですね!僕は持ってなくて普段の移動は自転車なので正直うらやましいです。
僕のことですか...?○○大学に通ってる20歳ですよ。















Hades>かなり優秀なのですね!ところで好きな食べ物はなんですか?






おいおい。この人はどれだけ俺のこと知りたいんだ。
案外暇なだけのおじさんなのかもしれない。


ただ、なんだろう。
確かに○○大学といえば地元では名のある大学ではある。が、"かなり優秀"と言われるとどことなく違和感がある...
しかも好きな食べ物なんてこの流れで聞くものか...?


違和感の正体は掴めないまま返信もすることなく時間だけが過ぎていった。





考えても分からないし
慶太にもこのやり取りを見てもらうか!