結婚式の日は無事に終わり、奏くんと新しい家に住むことになった。

そこで分かったんだ。

私が転んで体勢を崩しちゃったとき、顔を真っ赤にして


「ちょっ、どいてっ。」


って言ってたんだ。

いつもは攻めまくってる奏くんが意外に押しに弱いなんて。

私にしか知らなくていい素顔だったんだ。

あの時の奏くん、可愛かったなぁ~。