哀恋の先で、泣いて。

「縛るのも怒るのも嫉妬だってわかんなかった。なんでって思ってた」
「俺も嫉妬だってわかんなかったよ。嫌われたって思ってたから嫌われないように必死で、結局傷つけてた、ごめん」



「ごめん」がまた重なった。言ってないのに気づいてほしい、なんてただのわがままで、私が麻弥の思いに気づけなかったように、麻弥も私の思いに気づかなかった。

すきが大きくなると、混乱して、嫉妬すればするほどすきになって、嫌いになりたいのになれなかった。




「私は」
「俺は」



「ずっとすきだった」と残酷な言葉が重なって、余韻を残して、静かな公園に消えた。

私は泣いた。私を強く強く抱きしめた麻弥の背中を強く強く抱きしめて、大好きな人の胸の中で涙を零して泣いた。