そういや、今気づいたけど……
「漣くん」
「ん?」
「どうして今日は東屋で待ち合わせじゃないの……?」
委員会があったから?
けど、今まで漣くんが遅れる時でも東屋なのは変わらなかったのに……
「あー、うん。
ちょっとね」
気にしないでと漣くんは言うけれど。
なんだろう、この。
変な違和感……。
「じゃあ、さっそく昼休みの話なんだけど」
「はっ、はい」
きた……!
よし。
あれだけ覚悟を決めたじゃない。
だから大丈夫。
ちゃんと伝える。
「あのっ、漣くん……っ」
「うん」
やばい、声震える……
一旦俯いてぎゅっと目を瞑る。
これで本当にお別れだと思ったら寂しいけれど。
今後のお互いの学校生活のため、だから。
ゆっくり顔を上げて、漣くんを見据える。
「わたしと……」
「うん」
「別れて、ください……っ」



