「漣くん?」
やっぱりいない……。
奥に進んでみても、窓から夕日が差し込んでいるだけで誰もいない。
「まだ委員会、終わってないのかな……」
机の上にカバンを置いて、イスに座る。
なんだかこうして待ってる時間が一番緊張する……。
空気がこもってむっとしてるし、窓でも開けてリラックスしよう。
窓から下を見れば、部活が終わったのか帰っていく生徒がちらほら。
「あ……」
あれ同じクラスの副委員長の子だ。
てことは、もう委員会終わったんだ。
隣に漣くんはいない……から、もうすぐ来るかもしれない。
はぁ、また緊張してきた……。
波打つ心臓を押さえるように、窓に当てた手をぎゅっと握りしめたとき。
「だれのこと、見てるの?」
「っ……!」



