悪い優等生くんと、絶対秘密のお付き合い。



バサバサバサッとプリントが手から滑り落ちて。


「漣……く、ん?」


ほんの一瞬だったけれど、

ドアップに映った伏せられた長いまつげをただ見ていることしかできなくて。


「話、放課後でいい?」


「えっ……」


「もう時間だし」


「あっ、うっ、うん……」


時計の針がもうチャイムの鳴る1分前を指していた。


「今日金曜で委員会あるから、会うのちょっと遅くなるけど」


「あっ、ぜんぜん平気、だから……っ」


申し訳なさそうにする漣くんに慌てて首を振る。


「ん。いつものとこじゃなくて、今日は学校で待ってて」


「え……?あ、東屋じゃなくて?」


「そ。
教室でも、図書室でも。どこでもいいから」


「わ、分かった……」