ビクッ!
職員室のすぐ隣にある面談室から怒鳴り声が聞こえて、びっくりしてしまった。
「退学だって!?
ただ抱き合ってただけで!?」
男の子の怒り狂う声と。
「ご、ごめんなさい……っ!」
泣いているらしい、女の子の震えた声。
「また出たのか」
「今度は2年らしい」
シーンとなった職員室であちこちから先生たちの囁く声が聞こえる。
「あー……変なもの聞かせて悪いな。
恋愛禁止だって言ってんのに、また校内でそういうことしてるやつが見つかったんだ」
ヤレヤレというように、ため息をつく先生。
「もう授業始まるし、おまえらも教室戻れ。
それ、よろしく」
「失礼しました」
「し、失礼しました……」
淀んだ空気が漂う職員室を漣くんと出る。
「行こっか」
「う、うん……」



