悪い優等生くんと、絶対秘密のお付き合い。



「これ、この間の数学のプリント。
ホッチキスでまとめたやつだし量多いから、2人で持ってって」


「………」


ええーーーっ!!


「分かりました」


えっ、いいの!?


ギョッとするわたしをよそに淡々とそのプリントを受けとる漣くん。


「おまえらライバル同士で目も合わせたくないかもしれないけど、こういう交流も大事だからな?」


「………」


「それにほら、同じ中学出身だろ」


「あは、あはは……」


目も合わせたくない以前に、付き合ってるんですけどね……


やばい、頭おかしくなりそう。


「じゃ、ふたりで頼むわ」


「………」


そしてわたしの手にもポンっとプリントが置かれる。


「……じゃ、戻ろうか?向坂」


「う、うん……」


苗字呼び、違和感しかない……。

表情筋が死んでるのかと思うほど無表情だし、ほんっと学校ではクールすぎる……。


なにはともあれ、やっと先生から離れられる。


そうホッとした時だった。


「ふっざけんな!!!」