「じゃあ、行ってくるね」
「気をつけてー」
次の授業の準備をして、職員室へと向かう。
「さっきそこで漣くんとすれ違ったんだけど、めっちゃかっこよかった〜!」
「クールだしそっけないけど、そこがまたイイっていうか!!」
「目の保養、だよねっ!」
「ね〜!」
漣くん、ね……。
すれ違う女の子ふたりがほっぺたを赤く染めてはしゃいでいる。
今の子たち、確か隣のクラスだったはず。
隣のクラスの子にまで騒がれてるなんて、やっぱり漣くん、人気なんだなぁ。
そんな人とお付き合いしてるだなんて、未だに実感湧かないよ……
でも今日は。
ちゃんと伝えなくちゃ。
勉強したいから、しばらく放課後は会えませんって。
ウンウンと強く意気込んで歩いていると職員室が見えてきた。



