「わかった。
参加するね……」
「ありがとう!
場所は旧校舎の図書館で、もう始まってると思うから!」
それだけ言うと、ロングの黒髪をなびかせて走っていってしまった。
「大丈夫?」
「うん……」
浬々ちゃんのこと、言ってるんだよね……。
「本人無視して勝手に下の名前って……だからあの子苦手なのよね。みるからに仲良いアピールしてて。彼女は、海凪なのに」
わかってる。
漣くんの彼女はわたしで、わたしの彼氏は漣くん。
でも、こんなに嫌だと思うのは、どうして……?
七流くん、なんて。
わたしでさえ呼んだことないのに。
「ほんとに大丈夫?
無理しなくてもいいんだよ?」
「大丈夫だよ。
みんな待っててくれてるし、勉強できるいい機会だから」
でも……と気にするすずちゃんに笑いかけてカバンを持つ。
「とにかく今は勉強に集中しなきゃ、だから」
イメチェンもしたんだし、他のことに気をとられてる暇なんか、ない……。



