悪い優等生くんと、絶対秘密のお付き合い。



どうして接点もないわたしに……?


「えと、何か用、かな……」


「海凪ちゃん、この間の中間テスト、学年で2位だったよね?」


「え?て、テスト?」

「うん」


急になんの話?

思わず身構えていたら、浬々ちゃんは慌てるように言った。


「変な勘違いさせてごめんね。ほら、もう少しで期末テストじゃない?それで、クラスで勉強会したいって話が七流くんと私のところに来ててね?」


「っ!!」


七流、くん……。

今、漣くんのこと、七流くんって……。


「漣と仲良いんだ?」


下の名前で呼んでるし。

衝撃で動けないわたしに気づいたのか、すずちゃんが助け舟を出してくれた。


「んー、まあ、一緒な委員会だし、仲良い方だと勝手に思ってる。前に七流くん、て話しかけたんだけど、返事してもらえなくて。頑なに嫌がってけど、本人の前じゃなければいいかなーって」


なに、それ……。


本人の許可なしに下の名前で呼んでるってこと……?


漣くんが知らないところで?

本人は嫌がってたのに……?


浬々ちゃんの勝手な解釈に、モヤモヤとした黒いものが胸全体に広がっていく。