そう、イメチェン。
メガネはメタルラウンドで、だてだし、三つ編みは黒髪じゃないから、少女漫画に出てきた女の子みたいにはならなかったけれど……。
きっとこれなら、勉強に集中したいんだって思ってもらえるはず!
頭のいい漣くんだもん。
なにも言わなくても、きっとわたしの意志を汲み取ってくれるはず!
「小山と向坂、おはよう。
って、向坂?どうしたの?」
「お、おはよ、江川……」
「おはよう、江川くん!」
未だぎこちないすずちゃんと、やわらかい笑みを浮かべる江川くん。
ほんと、微笑ましいなぁ。
「イメチェン?してみたの」
「えっと……それは、なんで?」
「漣くんから気を逸らすため?」
「ぶっ!!」
「江川くん!?」
途端、なぜか噴き出した江川くん。



