翌日。
「あ、おはようすずちゃん!」
「えーと、海凪、だよね……?」
「うん?そうだよ?」
黙々と勉強していたわたしに、顔を引き攣らせながら声をかけてきたすずちゃん。
「なんで、メガネに、三つ編み……?」
「まずは形から、勉強したいってことをアピールしようと思って!」
テストまでは2週間をきってる。
このまま自分を甘やかしてたら本当にだめになっちゃうから。
「だからって、イメチェンなんだ?」
「うん。
まずは形から入るのが大事って言うし、男の子はこういう見た目の子、あんまり好きじゃないって知って」
「誰から聞いたの?」
「ううん。お姉ちゃんに借りた少女漫画で、メガネに三つ編みの女の子が、ガリ勉がどうのってからかわれてたから……」
「……」
「すずちゃん?」
「……たぶん、その格好、逆効果だと思う」
「え?」
「漣ならイメチェンしたことに怒りそう。そんなかわいい姿、誰にも見られたくないとか……あ、いや、待てよ?そもそも海凪はどんな格好してもかわいいって言いそうだから、結局意味がない気も……」
「すずちゃん?
なにブツブツ言ってるの?」
首を傾げていたら、すずちゃんは頭を抱えた。



