それから勉強を始めたわたしたち。
「海凪、ここ教えて!」
「んー、江川くん、確か英語得意だったよね?
ここ、分かる?」
「あー、ここね。構文なんだけど、結構ややこしいから注意で……」
よしよし。
うまくいってるみたい。
すずちゃんには気づかれない程度に、江川くんをアシストする。
「ちょっ、江川っ、近い!」
「えー、隣の席だから仕方ないよ」
そう言って距離を取ろうとするすずちゃんだけど、満更でもない感じ。
さっきは女の子に囲まれる江川くんを見て、落ち込んでたみたいだけど、よかった。
これなら大丈夫そうだね。
よーし!
せっかく江川くんが企画してくれた勉強会。
最近ぜんぜん集中できてなかったから、わたしもがんばらなきゃ。
隣に漣くんがいるとはいえ、集中集中……。
!!?



