!!?
「やっ……まって…、」
「待たない」
濡れて揺らぐ瞳が、気づけばすぐ目の前にあって。
ぼんやりしていて聞き逃すところだった。
「な、なんてこと言うの……っ、」
窒息、だなんて。
それくらいたくさんキスされるってこと……?
そんなの……
窒息どころか、はずかしくて死んじゃう。
熱くなる頬を隠すように、
暴れる心臓の音が聞こえないように。
「むりっ……、死んじゃう……」
「死なない。
むしろ俺が死にそう。早く海凪とキスしたくてたまんなくて」
「っ……」
横に視線を逸らしても、とびきり優しい声と鋭く細められた瞳がわたしを逃がさない。
「で、でもっ……」
「話はあとで聞くから」
「漣くっ……」
「ごめん。余裕ない」
「んんっ……!」
とにかく今はたくさんキスさせて。
急かすように両頬を包み込んできたその手は。
「好きだよ、海凪」
とけちゃいそうなほど熱かった。



