頬をそっとなでられて。
ずっと耳元に向けていた熱い視線が
「っ……」
至近距離で交わる。
「言うよ。
この先、いやっていうほど言ってあげる。
海凪が俺を好きになってもずっと」
「むりっ、はずかしい……からっ、」
「そのはずかしがってる顔がかわいすぎんの。つーか、もっと見せて。それで俺のこと、もっと意識して」
甘い。
甘すぎるよ……。
見つめられる瞳には、教室では決して見せない、
冷たいどころじゃない。
むしろ十分すぎるほどの、甘い熱と優しい色。
加えてどこか惹き付けられる、色気。
「暑いよ、漣、くん……っ」
季節は6月。
今日はカラッとした晴れで過ごしやすいのに、わたしの身体は燃えてるみたい。
「うん。
でも、もっと体温上げたら海凪は力抜けて、俺から離れられなくなるよね」
「えっ……?」
腰に腕が絡みついて。
クイッと顎を持ち上げられた。
「海凪」
潤んだ視界の向こうで、その瞳の中にやけどしそうなほどの熱が見えた気がした。
「窒息するほどキスさせて」



