「はやくふたりになりたかったし、ずっとこうしたかった」
「んっ……!」
熱い吐息が耳を掠めて、唇が寄せられた。
「そんなかわいー声出して。
海凪はほんとに俺を煽るのがうまいね」
「あ、煽ってなんか……ひゃっ、……」
次はほんとに耳たぶに降ってきた。
「へえ、耳弱いわけね。
覚えとく」
「っ、弱くなんかない……!」
「ほんとに?
じゃ、これは?」
「あっ……ぅ、」
今度はなにかが耳を這う感覚。
なに、これ……?
体の奥底が疼く感じ。
変にじっとしていられなくて、思わず身を捩る。
「耳、赤くなってきた。
ほんっとかわいい……」
「っ……!」
またちゅっと。
今度は反対の耳に。
「っ……かわいいって、言わないで……」
囁くように。
脳が震える……っ。
全身に鳥肌が立つくらい、低くてあまい声。
それだけでもめまいがするのに、かわいい、まで言われたら。
「漣、くん……っ」
足に力が、入らなくなる。



