悪い優等生くんと、絶対秘密のお付き合い。

────────


「じゃあ海凪、ほんとごめんね」


「弟くん、早く良くなるといいね!
お大事に」


「うん、ありがとう」


放課後。

掃除が終わってすずちゃんは帰っていった。


よし、わたしも早く先生のところに行かなくちゃ!


えーと、江川くんは……。

先、行ったのかな?

教室を見渡したけれど、姿はなく。


漣くんは……。

漣くんも、いない……。


周りに先生がいないことを確認して、カバンの中でスマホのメッセージアプリを立ち上げる。


連絡は、なし。


金曜日の日、「これから絶対使うことになるから」そう言われて漣くんと交換した。


この土日特に連絡はなかったし、いつ使うんだろう?


べつに連絡がくることを期待してたわけじゃないけど……。


って、そんなことより早く行かなきゃ!


スマホを閉じて慌てて教室を出る。


この間みたいに物を運んでくれ、とかだったらいいな。