悪い優等生くんと、絶対秘密のお付き合い。



「気持ちは嬉しいけど、さすがに……」


「大丈夫だよ!
ちゃっちゃと終わらせるから」


「でも……」


まだ渋い顔のすずちゃん。

優しいすずちゃんのことだから、仕事を引き受けてもらうのに罪悪感あるんだろうなぁ。


「じゃあさ、今度わたしとデートしよう!
ちょうど行ってみたいカフェがあったから」


「そんなんでいいの?」


「それがいいの!」


「ううっ、海凪優しすぎる……
ほんとにごめんね」


「大丈夫だよ。
でもわたしは、ごめんよりも、ありがとうが聞きたい!」


「うん、ありがとう」


「ふふっ、どういたしまして」


泣きそうな顔で抱きついてきた背中をぽんぽんとする。


いつもはしっかり者のお姉さんって感じだから、こうやって頼られると本当に嬉しい。


すずちゃんあんまり弱音とか吐かないタイプだから、こんな姿見られるの友達の特権だよね。


「でもやっぱり一人は心配だから……おーい、江川〜!!」