「ん。もっと海凪にふれたいから」
「でっ、でも、こわい……」
「だいじょーぶ。
こわくない、こわくない」
あ、この声……。
前に中学の時にかけてくれた声と同じ。
ほっと落ちつくような、安心する声音。
「俺の手に集中してて」
「手って……ひゃっ……!?」
つつーと背中をなでられて、体がピクッと跳ねる。
「そのかわいい声、もっと聞かせて」
と、同時に。
「……やっ、…んんっ」
「……そう、上手。
もっと力抜いて」
するりと入ってきた熱い舌と絡まった指に、ますます頭がとけそうになる。
「さ、ざなみく……っ」
「だーめ。
逃げない」
「んん……、」
隙をついて離れようとしても、グッと腰に回された腕に力がこもるだけ。



