「んっ、やぁ……さ、ざなみ、く…」
「黙って」
名前すら呼ばせてもらえないほど、角度を変えて何度も何度も甘いキスが落ちてきて。
激しく波打つ鼓動の音だけが頭の中に響く。
熱い……。
全身が熱い。
力が入らない……っ。
ふれるだけだったものが、次第にどんどん深くなっていて。
「ふぁっ……は、ぁ……」
だめ……っ。
ぼーっとしてなにも考えられない。
「っ、は、海凪……」
熱いものが中をこじ開けるように、唇をなぞった瞬間。
「あっ……」
体の奥底がジンっと甘く疼くような感覚に、思わず倒れそうになった瞬間。
「俺につかまってて」
膝裏と腰に手を回した漣くんは。
「っ、かわいすぎ」
耳がとろけそうなほど甘く囁いて、
わたしを、そっと優しく近くの机の上に下ろす。
「漣、くん……」
うまく呼吸ができなくて、乱れる息に目が潤んでくる。
「っ、だから……その顔、もっとしてほしいって言ってるようにしか見えない」
どうしてそんな、苦しそうにしてるの……?
「口、あけて」
「くち……?」



