悪い優等生くんと、絶対秘密のお付き合い。



優しい、なんて。

初めて言われた。


うるさい女たちへのことも、気づかれたのは初めてで。


あーもうっ……

ジワジワと体の奥底が熱くなる感覚。


さっきからさ、なんでこんな煽ってくんの。


天然なのか、狙ってるのか……
いや、後者は絶対にない。


だって向坂、めちゃくちゃかわいいし。


は?


あー……今もほんとにやばい。

なんにも言わない俺が怒ったと思ったのか、もっともっと顔赤くして。


こんなの可愛くないなんて思う男いないだろ。


え、俺好きな子いじめたいタイプだっけ。

いやどっちかっていうと、めちゃくちゃ甘やかしたいほうなはず……


「っ、わ、わたし帰……」


「向坂」


「な、なに……」


「そのままでいいから聞いて」


というか、今絶対自分が顔赤いから、うしろふりむけない。