オオカミボーイフレンド

「しっかし、王もこんな地味女のどこがいいんだか。趣味悪すぎだろ」


「まあいいじゃん。さっさとやることやっちまおうぜ」


男の後ろから続々といかにも悪そうな見た目の男達が姿を現す。
王のことを知っている口振りから、大神高校の生徒だということがわかる。


「……あんた達、何者?」


一応聞いてみると、男のひとりがニヤニヤ笑いながら私に近付いてきた。


「俺達はベータだよ。偉そうにしてるアルファの連中が気に食わなくてさ。だから君を使って王を味方につけようと思って」


こいつらが例の、最近校内でアルファと揉めているというベータか。


……もしかして、最近私が感じていた視線は、こいつらのものだったんじゃないだろうか。
何となく、そう思った。


「……そんなにアルファが気に食わないなら、正々堂々タイマンで勝って自分もアルファになれば?」