双子の異世界・金色のはなびら

「クロノス様!!クロノス様!?」

「・・・か・・・・」

「あ、意識が!でも、どうしよう!!!」


布で肩を抑えながら辺りを見回すが、まだ誰も目覚めていない。


「ああ・・どうすれば・・」

「・・・も・・いい」

「え?」

「これが・・・定められた命なら」

「違う!違うわ!あなたが死んだらいろんな国の人々が困ります!」

「フフ・・・」

「こんなときに笑わないでくださいよお」

「お前の顔が・・おもしろい」

「そ、そんな!!!必死なんです!だから死なないで!!お願いします!!!」




ボロボロと涙がクロノスの頬に零れ落ちる。

「お願い・・・死なないで・・・」



そう言った瞬間だった。



「!?」



エレノアの体が光りだし、クロノスを纏った。


「あ・・・」


_この・・光は?


眩しく輝くエレノアを、クロノスは見逃さなかった。


_これは一体?


しばらく輝き続け、最後に花びらが散って消えた。


ぱたり・・・。


エレノアはそのまま意識を失った。


クロノスは起き上がると、裂かれたはずの肩を確かめた。


「まさか・・・」


_これでルゥの目も治ったというのか!?