双子の異世界・奇跡の花束

「昨夜はいらっしゃらなかったですよね?」


「具合が悪くて寝込んじゃっててね」


「・・・で、なんの用ですか?」


「うわ・・王族に対して凄い態度だね。死にたいの?」


「あなたこそ、弱い一般市民を簡単に殺させようとするなんて、本当に王族ですか?」


ピクリ。

とルシオネスの眉が吊り上がった。


「単刀直入に言うとね、僕は兄が嫌い。で、君は兄のお気に入りらしいね。」


ドキン


「昨日も優しく兄にエスコートされたらしいね」


「だから私をどうしたいんですか?」


「んー・・フフフ」


ゾクリ。

と背筋が凍る。

レシオンに似てるくせにレシオンとは真逆の性格に思えた。


「どうしようかな」


「寄らないで!!」



ミネルアはドアの近くにあった飾りの槍を手に取った。


「え?出来るの?女の子なのに?」