日が落ち、夜もすっかり更けた。
レシオンに馬でテントまで送ってもらう。
「今日はありがとうございました」
レシオンとシャックスに深くお辞儀をする。
その仕草は数時間前と同じ。とても他人行儀な感じがしてレシオンは辛そうな顔をしていた。
もっと一緒にいたいのが本音だ。
「ああ、ゆっくり休め。ひとつ心配なんだが旅団員達はお前の事・・」
「・・知りません。でも家族だと思ってますから。死ぬまで隠します」
固い決意だ。それを聞いてレシオンは頷く。
「そうか・・。ルアードにはいつまでいるんだ?」
「ええと、来たばかりですから一か月くらいは滞在する予定だって言ってました」
「そうか!じゃあまだ会えるかも知れないな」
「フフ、あんまり街に出てシャックスさんを困らせちゃ駄目ですよ?」
「う・・」
「おお!なんといい事を!ミネルア」
シャックスは浮足立って喜んだ。
レシオンはそんなシャックスを足で小突いた。
「フフ・・では、おやすみなさい」
「ああ。おやすみ」
もう一度深いお辞儀をし、ミネルアはテントの中へ入っていった。
「いい娘ですね」
「・・ああ。本当にな」
二人は寂しげに馬に乗って帰っていった。
レシオンに馬でテントまで送ってもらう。
「今日はありがとうございました」
レシオンとシャックスに深くお辞儀をする。
その仕草は数時間前と同じ。とても他人行儀な感じがしてレシオンは辛そうな顔をしていた。
もっと一緒にいたいのが本音だ。
「ああ、ゆっくり休め。ひとつ心配なんだが旅団員達はお前の事・・」
「・・知りません。でも家族だと思ってますから。死ぬまで隠します」
固い決意だ。それを聞いてレシオンは頷く。
「そうか・・。ルアードにはいつまでいるんだ?」
「ええと、来たばかりですから一か月くらいは滞在する予定だって言ってました」
「そうか!じゃあまだ会えるかも知れないな」
「フフ、あんまり街に出てシャックスさんを困らせちゃ駄目ですよ?」
「う・・」
「おお!なんといい事を!ミネルア」
シャックスは浮足立って喜んだ。
レシオンはそんなシャックスを足で小突いた。
「フフ・・では、おやすみなさい」
「ああ。おやすみ」
もう一度深いお辞儀をし、ミネルアはテントの中へ入っていった。
「いい娘ですね」
「・・ああ。本当にな」
二人は寂しげに馬に乗って帰っていった。