ある夜、ベッドの中で悠雅が、暗闇が怖い理由を私にだけ話してくれた。
「……僕のほんとうのお母さん、真っ暗な夜に倒れて、動かなくなっちゃったんだ。お父さんもいなくて、どうしたらいいかわからなくて……すごく怖かった……」
そう話す悠雅は震えていて、今にも泣きそうだった。
「お母さん、その後病院に運ばれたけど、死んじゃった。お父さんから、僕がちゃんと救急車を呼ばなかったからお母さんは死んだんだって怒られて、それから真っ暗なのが怖くなった……」
「……そうだったんだね」
私は悠雅の髪をそっと撫でた。
「悠雅は悪くないよ。怖かったら、私が側にいてずっと手を握っててあげるから、もう大丈夫」
「……ほんとう……?」
不安そうに見上げる悠雅に、微笑んで頷き返す。
「うん。約束する。ずっと悠雅の側にいるよ」
私が小指を差し出すと、悠雅はおずおずと小指を私の指に絡めて、笑った。
私はお姉ちゃんだから、悠雅のことをずっと守るんだって、その時は本気で思っていた。
「……僕のほんとうのお母さん、真っ暗な夜に倒れて、動かなくなっちゃったんだ。お父さんもいなくて、どうしたらいいかわからなくて……すごく怖かった……」
そう話す悠雅は震えていて、今にも泣きそうだった。
「お母さん、その後病院に運ばれたけど、死んじゃった。お父さんから、僕がちゃんと救急車を呼ばなかったからお母さんは死んだんだって怒られて、それから真っ暗なのが怖くなった……」
「……そうだったんだね」
私は悠雅の髪をそっと撫でた。
「悠雅は悪くないよ。怖かったら、私が側にいてずっと手を握っててあげるから、もう大丈夫」
「……ほんとう……?」
不安そうに見上げる悠雅に、微笑んで頷き返す。
「うん。約束する。ずっと悠雅の側にいるよ」
私が小指を差し出すと、悠雅はおずおずと小指を私の指に絡めて、笑った。
私はお姉ちゃんだから、悠雅のことをずっと守るんだって、その時は本気で思っていた。

