クールな野良猫男子には逆らえない。

すると、悠雅がぴくりと眉根を寄せて長いまつげを震わせ、ゆっくりとまぶたが持ち上がる。


「おはよう、悠雅」


まだぼんやりとしているその瞳を見つめながら朝の挨拶をすると、私の顔に自然と笑みがこぼれた。


悠雅は何度か瞬きをし、確かめるように私の頬を撫でて、安心したようにまた目を閉じた。


「こら、寝るな」


私は悠雅の額に軽くデコピンをした。


「……まだ眠い」


文句を言って布団に潜り込む悠雅に溜息をつき、私は悠雅の腕を退けて先に布団から起き上がった。