……身体が重い。
意識が覚醒して一番にそう思った。
何かが私の身体に絡みついて、身動きが取れない。
目を開け、ぼやけた視界が徐々にクリアになっていくにつれて、目の前に少しあどけなさを残した端正な寝顔があることに気付く。
一瞬、なぜ自分の部屋に見知らぬ男が寝ているのだと混乱したが、すぐに昨夜のことを思い出し、悠雅だと理解してほっとした。
だが、この状況は……一体どういうことだ。
私に背を向けていたはずの悠雅が、私の肩に腕をまわして抱きついている。道理で重いはずだ。
そういえば、悠雅は子供の頃もこんなふうに私にしがみついて眠っていたな。
そう思ったら何だかかわいく思えてきて、私はしばらくの間悠雅の寝顔を堪能した。

