クールな野良猫男子には逆らえない。

「そんなんじゃお腹いっぱいにならないでしょ」


私は仕方なく残っていたご飯にしそふりかけをかけておにぎりにし、インスタントの味噌汁を作って悠雅に出した。


「ごめんね、こんなものしか出せなくて」


悠雅はテーブルに置かれた質素な食事を珍しいものでも見るみたいに眺め、おにぎりを手にとってぱくりと口に含んだ。


無言でおにぎりを咀嚼する悠雅をじっと見つめる。
悠雅は感想を言わなかったが、結局全部食べ尽くして、食後のお茶も飲み干した。