クールな野良猫男子には逆らえない。

「きゃあっ!」


私の叫び声に、悠雅がこちらを振り向く。
私は慌てて悠雅に背を向け、熱く火照った頬に手を当てた。


「もう、そんな格好でウロウロしないでよ!早く服着て!」


「……なんで?」


何が不思議なのか、悠雅は尋ねながら私のほうへ近付く。
すぐ後ろに悠雅の気配がして、私は目をぎゅっとつぶった。


「なんでって……そんなの当たり前でしょ……!」


「姉弟なのに、意識する必要あんの?」