冬の花

翌朝、早朝から木元さんから電話があった。


寝ていたのもそうだけど、
昨日の事だと思い電話に出る事をベッドの中で渋る。


私の手の中で鳴り続けるスマホ。



暫くすると、
部屋の扉が開いて眠たそうな裕子さんが立っていた。


「あかり、お願いだから電話に出て。
さっきからうるさいから…」


裕子さんはそう言って、扉を閉めた。


時は朝の7時を過ぎたばかり。


裕子さんはいつも7時前には起きているので、
この電話で起こしたみたいではなくてほっとした。


いつまでも鳴り止まない着信音。


仕方なく、私は木元さんからの電話に出た。