「けど、もし、君があの電話をしなくても、彼は俺を撃っただろうね」
「えっ、なんでですか?
だって、あの時電話しなければ、鳴海さんは特別私から何かを聞かされている事を、阿部さんは知らなかったのだし」
「あの大勢の人達の前で誰か一人くらい殺さないと、
彼が自分が連続殺人犯だって言っても説得力ないだろうから。
だから、それは俺が良いと思ってたんだよ。
君と関係を噂されている俺が。
君の事を思う彼が、俺の存在を許すわけないから。
それも、あの舞台挨拶の場が、彼にとっては決断せざるをえない理由だったんだよ」
「もし、そうだとしても、
そんな理由付けの為に、阿部さんが人を殺すつもりだったとは思えない」
「理由は、それだけではないのかも。
俺に本当に嫉妬してたとか。
あの人が俺に向けていた殺意は、本物だったよ」
「阿部さんが、本当に私の事をって事ですか?」
それは考えてみたけど、どうなのだろうか。
少なくとも、あの舞台挨拶での阿部さんの愛の言葉は、全て嘘だったと、私には分かる。
「好きでもない相手の為に、殺人や自ら死ぬなんて、普通出来ないよ。
でも、俺は君の事好きだけど、そのどちらも出来そうにないけど」
その鳴海千歳の言葉は、私もそうだと思った。
なんとも思っていない私の為に、阿部さんがあそこまでしてくれたとは、思えない。
だけど、私もそうだけど、好きな相手の為に、あそこまで出来るのだろうか?と思う。
思い人を守る為に人を殺し、守る為に自らも命を絶つ。
「えっ、なんでですか?
だって、あの時電話しなければ、鳴海さんは特別私から何かを聞かされている事を、阿部さんは知らなかったのだし」
「あの大勢の人達の前で誰か一人くらい殺さないと、
彼が自分が連続殺人犯だって言っても説得力ないだろうから。
だから、それは俺が良いと思ってたんだよ。
君と関係を噂されている俺が。
君の事を思う彼が、俺の存在を許すわけないから。
それも、あの舞台挨拶の場が、彼にとっては決断せざるをえない理由だったんだよ」
「もし、そうだとしても、
そんな理由付けの為に、阿部さんが人を殺すつもりだったとは思えない」
「理由は、それだけではないのかも。
俺に本当に嫉妬してたとか。
あの人が俺に向けていた殺意は、本物だったよ」
「阿部さんが、本当に私の事をって事ですか?」
それは考えてみたけど、どうなのだろうか。
少なくとも、あの舞台挨拶での阿部さんの愛の言葉は、全て嘘だったと、私には分かる。
「好きでもない相手の為に、殺人や自ら死ぬなんて、普通出来ないよ。
でも、俺は君の事好きだけど、そのどちらも出来そうにないけど」
その鳴海千歳の言葉は、私もそうだと思った。
なんとも思っていない私の為に、阿部さんがあそこまでしてくれたとは、思えない。
だけど、私もそうだけど、好きな相手の為に、あそこまで出来るのだろうか?と思う。
思い人を守る為に人を殺し、守る為に自らも命を絶つ。



