こーちゃんは、幸せが似合うから。
性悪で口も悪くて態度も悪い。
でも、俺にとっては可愛い後輩で、弟で――いつかこーちゃんと一緒に幸せになれる人が現れることを、願っている。
「だから俺に、こーちゃんを護らせてください」
これを執着と言うのだろうか。
確かに、付き合ってもいない子にここまで言うなんてしつこいかもしれない。
でも……両親が離婚して、母さんが仕事ばかりで俺に興味をなくして、心的な意味でひとりぼっちになって、父は自分が浮気したくせにその相手と結婚はせずまた俺を使って母さんを望んでいる。
そんな生活をしてきた中で、唯一俺にあった光がこーちゃんだった。
こーちゃんが俺を隠れ蓑にしていたのはわかっていたけど、それでもこーちゃんが一番俺の傍にいてくれた過去は、いつも俺の心を照らしてくれた。
真っ暗になっても、こーちゃんのことを思い出せば俺の中に輝きは生まれた。
だからこれは、恩返しなんだ。



