会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】


「やめてくれ。割と本気でやめてくれ」

「幼馴染だって言っちゃえばいいんじゃない? 仲良くてもおかしくないし、万事解決」

「欠片も解決じゃない。新聞読んだ感じだと会長って女っ気ないみたいだし、いきなり女の幼馴染現れたらそれこそ音々が言ったように邪魔者だろう。またシメられるとか面倒」

女子の中でけいちゃんを好いている人が多いのは、生徒会を手伝うようになってからなんとなくだけど肌で感じられるから――つまりはそういう視線を受けることが多いから――、シメられ路線は回避したいです。

何言われたって水ぶっかけられたって気にしないけど、時間を取られるのは嫌です。

「付き合ってることにしちゃえば?」

「シメられるの嫌だって言っただろう。会長を慕う女子多いぞ」

「蘭、逆にシメ返すからいいじゃない。そんなことでダメージ受けない性格だし」

……親友が私のことを結構言います。

「シメ返したら可哀想だろう。でもシメ返さないと私の気が晴れないからシメ返す。だがそもそもシメられることを私がしなければシメ返す必要もない」

「蘭めんどくさい。わたし的には朝宮先輩を傀儡(かいらい)に出来ればお得だなーって思うだけだから、表面上なら付き合うのもありだと思うよ」

「音々は怖い。何か企んでるのか?」

「うん? ふふふー」

……その可愛い笑顔にはツッコまないでおきましょう。