うっ……。緒方くんにもっとも過ぎる指摘を受けました……。
けいちゃんの乱心の理由が私の見た目の変化なら、当然疑問に思いますよね……、
でもまさか、けいちゃんを私に惚れさせる目的を音々が企んでいるから、なんてアホンダラな事実を打ち明けるわけにもいきません。
ってか音々の作戦、大失敗じゃないですか。
惚れさせるどころか心をメタメタに打ちのめしてますよ。
「あー……音々が色々と勧めてきまして、私としては音々が楽しそうだから別にいいかなー、とすきにやってもらった格好で登校しただけです」
惚れさせるどうののあたりは端折って話しました。
音々にとばっちりがいくのも私の本意ではありません。
「だそうですよ、会長?」
と、緒方くんが、まだ頭を抱えてうなっているけいちゃんに向かって投げ掛けました。
けいちゃんはぐちゃぐちゃな顔(面白い)をあげました。
「本当⁉ こーちゃん不良になろうとか思ってない⁉」
「そんなめんどくさいこと思いません」
私が言い切ると、蔦子先輩がぼそっと言うのが聞こえました。
「蘭って朝宮にはバッサリよね」



