つか本気で風格ある人だな。
この人の弟って言うんだから、こーちゃんのおじいさんもこんな感じだったのかな……。
「よし」
がしっと、大伯父さんが俺の両肩を掴んできた。
思いっきりびっくりして方が跳ねてしまったけど、こーちゃんも驚いた顔をしていた。
え、なにが「よし」、なんだ?
「君に湖月を預ける。はねっかえりだが弟の妻に似て良妻になる素質はある。湖月を頼んだぞ」
え、預けるって――俺に⁉
「は、はい! もちろんです! 宇宙一幸せにしますっ!」
「よろしい! 湖月、お前もなかなか見る目があるじゃないか。よい青年を連れて来たな」
「え、は、はい?」
「待てよジジイ! 湖月は俺が――」
「十年以上かかって口説き落とせん愚孫が何を言う」
「うっ……」
戸惑いが隠せないこーちゃんと、大伯父さんに食って掛かって逆にやられた伽藍と、にまにましている湖蘭さん。



