生まれ変わりたいと願ってた

学校の時間が終わって、皆と同じ時間に帰ったら、

なんか恨まれそうで怖いから、時間をずらして帰ろうと

思ったその時だった。

「好きです!」

「うん、いいよ〜。」

告白の現場を聞いてしまった。

告白されてる人、軽すぎじゃない?

「あの、今日はこれで。」

告白した女の子は、中庭を走っていなくなって行った。

壁に隠れているけど、タイミングを逃しちゃって。

「あ〜、めんどくせー。」

告白された人の声が聞こえてくる。

「女は、すぐホイホイ惚れてくるし。うぜー。」

嘘でしょ。この人、ありえない。

この場から今すぐにでも逃げたくて。

姿勢を低くして、急ぎながらもバレないように、玄関に向かった。

今日は、運が悪い。

「ブー、ブー」

スマホ、スマホ。

「はい、もしもし。」

〖あ、もしもし、瑠海ちゃん。あのね、瑠海ちゃんのお母さんに荷物
送るのお願いされて、今、家に向かってるんだけど、居る?〗

「あ、今、帰るところです。」

〖迎えに行った方が早いから、学校に行くね。〗

「大丈夫です。申し訳ないし。」

〖今から、行くからね。〗

「ブー、ブー、ブー。」

電話切れちゃったし。