生まれ変わりたいと願ってた

「ねぇねぇ、瑠海ちゃんが出てるドラマ見た〜?」

「めっちゃ、面白かったよね〜!」

良かった〜。

「それにさぁ、奏と響も出てるし、メンツがマジで最高だよね〜! 」

奏さんは、伊達メガネつけてること、黙っててくれてるぽいし。

他には、誰にもバレてなさそう。

「桜乃 瑠海、話がある。」

頭がまわらなくて、全然抵抗することが出来ず、

ただ、神崎さんに引っ張られて行った。

「俺とバスケの1on1で俺が勝ったら、質問に答えてな。」

いつもの私だったら、きっとこの人にも勝てていた。

だけど、今は、勝てるような気がしない…

ーダン、ダン、ダン

頭がまわらなくても、ボールをついているボールの音は私に響いてる。

ーキュッキュッ

フェイクに反応が遅れて。

フラつかないで立っているのに精一杯で。

「俺の勝ちな。桜乃 瑠海、入学当初に俺が告白されてる時、
話聞いてたろ?」

図星に体が固まった。

その事がバレた以上、もう、悪いことしか想像出来ない。

もう、何も考えられなくなってきた。





プツンっと、何かがきれた音がした。