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暑い暑い夏到来。


その日、俺は一足先に実家に帰っていた。

少し遅くなるって話す花菜より、先に実家に帰省していた。



花菜と俺は小さな時からの幼なじみ。
家が近所だし、付き合ってからも遠距離だったから。

お盆で、帰ってくる花菜を先に実家で待っていた。






「あんた、顔ニヤケ過ぎ。

いい事でもあるん?」

う、母さん鋭い。



いい事は、これからだよーー母さん。








そう、ずっと続く幸せがーー。





この先、何年も続くと信じていた。











1本の悲報が来るまではーー。










「大変だよ!
陽太!!
花菜ちゃんが!?」








花菜?













「花菜ちゃんが、帰省中事故にあってーーーー」









は?









あるわけない。




だってさっき、LINEをもらった。









"今から帰るね 花菜"ーーーーーー。