ーーーーーーーーーーーー

魂だけになった私達はーー、いとも簡単に病院に入れた。



「ここに、いる」



陽太が?



個室部屋。




中に入るとーーーー




2つのベッドが並んでいた。







なんでーーーー?









「事故にあった俺と、去年事故にあって目覚めない花菜だよ」






ーーーーどうして。。


死んだハズの私ーー。





「まさか、陽太ーー」







私は陽太を見た。






「こうしないと、見つけられないって思った。


運悪く死んだらアウトだけどーー、自分がこうならなきゃ、花菜を見つけられない。
花菜を迎えに行けないって思った。



だって君はまだ生きてるーー。


眠ってるだけなんだよ、あの日からっ。
だから、迎えに来た」





嘘ーー。

わざわざ、大変な思いをして会いに来たと言うの?




陽太が私の手を握った。





「花菜、目覚めたらーーーその先の未来の話をしょう」




きっと目覚めたらーー
その未来は、とても素敵な未来に繋がる。



私はーーーー陽太に伝えてない言葉があるんだ。