私はお母さんの背後の、家の中に視線をやった。 家の中は真っ暗だ。 まだ昼間なのに、何でこんなに暗いんだろう? それに変な臭いもする。 この嗅いだことない異臭は何だろう? 「あの……」 お母さんが私に声をかけた。 「うちに何か?」 やばっ!家の中見すぎたせいで変に思われちゃった。 「いえ、何でもありません!また来ます」 「気をつけて帰ってね」 お母さんはニコニコした笑顔で私を見送っていた。 私は夏川くんの家に違和感を覚えていた。