ギシッ…ギシッ… 廊下を歩くたびに床が鳴る。 暗闇の中、壁伝いで進んでいく。 入ってすぐにあったキッチンを通り過ぎ、居間にたどり着いた。 「夏川くん?どこにいるの?」 その時、 「……っ……ね……あ……っ」 ボソボソと話し声が聞こえてきた。