一人で焦っているアリシアに一瞬視線を戻したイルヴィスは、大きくため息をついた。 「……単純だな私は」 「え?何です?」 「何でもない」 「おーい、二人とも大丈夫か!?」 そうこうしているうちに、先に砂浜に上がっていたカイが異変に気づき、大声でこちらに呼びかけてきた。 そしてその手に引っ張り上げられ、アリシアはようやく救出されたのだった。