「だって甘ければ甘い方が美味しいのよ、これ」
「そんなはず……」
「ほら、良かったら皆さんも入れてみてください。カーラも騙されたと思って」
「そんなん甘ったるくて飲めたもんじゃないに決まってるでしょ!」
カーラは怒ったように言うが、男たちはアリシアがそう言うならと同じようにカップに砂糖を入れ始めた。
「はは、あめぇな。だが確かに美味い」
「蜂蜜も一緒に入れたらさらに甘くなるぞ」
恐らく普段はそこまで甘いものを口にしないのだろうが、この砂糖もカーラが買い取った物ということで、彼らは遠慮なくどさどさと足している。
結局カーラもそれで興味を持ったのか、それとも自分の買った砂糖を他人がどんどん使うのが癪なのか、思い切ったように自分のカップにも入れた。
そして恐る恐る一口飲む。
「って甘っ!どう考えてもやっぱ甘いでしょ!」
「美味しくない?」
「ないです!全く、信じられない」
カーラはそう言って、甘くなりすぎたカップの中に残っているハーブティーを注ぎ足した。そしてそれを大笑いする男たち。
皆思い思いに騒ぎ立て、その様子はティーパーティーというよりは、宴会のようだ。



